本がある日日

本は好きだが読書が苦手な男の読書ブログ。時々映画もあるよ。

本(ノンフィクション)

脳とうつ(鬱)の関係 「ストレス脳」(アンデシュ・ハンセン)

以前ベストセラーになった「スマホ脳」の著者アンデシュ・ハンセン氏の本「ストレス脳」を読みました。 「スマホ脳」は以前読んで為になりました。その後の作品はあまり関心はなかったのですが、先日某ラジオ番組で同じアンデシュ・ハンセン氏の「運動脳」と…

自分は我慢して生きているのではないだろうかという人へ(我慢して生きるほど人生は長くない)

「我慢は美徳」という精神が日本人には多少なりともあるのではないだろうか。しかし、場合によってはストレスや苦を生むものとなり、心が病んで疲れてしまうこともある。この本ではそんな心の状態を点検することができるように思う。

「超」勉強力(山口真由・中野信子)

二人の「勉強」ということに対する考えかた、「勉強」の哲学が書かれた本だと思う。 二人は子供の頃から未来を描いていたこと。そして自己分析を行っていたこと。中野氏は小学生の頃から「自分はどんな戦略でこれから何十年も続く人生を生きていくべきか」な…

コロナの暗号(村上和雄)

新型コロナ、自然災害、環境問題、平和と戦争など、遺伝子研究で有名な村上和雄さんの最新刊。ただし、残念ながら村上さんは今年4月に亡くなられたので本書が遺作となった。コロナだけでなく人類は今後どう生きていけばいいのかを提言されている。

小さな声、光る棚(辻山良雄)

荻窪にある新刊書店「本屋Title」の店主が書いたエッセイ。 「本屋Title」は2016年に開店。以前にも読んだ辻山氏の本は開店までと開店直後までの内容だったが、この本はそれ以降のお話。本屋ならではの出来事、また新刊書店ならではの現象などなにげない日常…

諦める力(為末大)

為末大氏は何度もオリンピックに出場した元陸上アスリートだ。 そもそもあまりスポーツに関心の無い僕が為末氏に興味を持ったのは、テレビなどで彼がどこか卓越した精神や思想があるのではないかと思っていたからだ。

ぼくにはこれしかなかった。(早坂大輔)

盛岡市の新刊・古書店「BOOKNERD」の店主によるエッセイ。 働くってどういうことなのだろうか。今一度考えさせられる本だった。

幸福書房の四十年 ピカピカの本屋じゃなくちゃ!(岩楯幸雄)

1977年開業、2018年に閉店した東京のまちの本屋、幸福書房の店主のエッセイ。

めんどくさい本屋(竹田信弥)

東京赤坂にある選書専門書店「双子のライオン堂」店主によるエッセイ。 学生時代にネット書店を初め、その後就職。文学好きな店主は本との出会いはリアル店舗にあると感じ、リアル書店を開店させる。 コンセプトは「100年残る本と本屋」無理しない、マイナス…

心の有り様を感じる(生きがいについて・神谷美恵子)

昔は「やりがい」ということは気にしたことがあったが、「生きがい」ということには真剣に考えたことが無かった。先日読んだ本あたりから、今一度「生きがい」とは?と思うようになり、ふと「神谷美恵子」の名前を目にし、過去の記憶がよみがえり、この「生…

「仕事なんか生きがいにするな」(泉谷閑示)

この類の本はしばらく読むまいと思っていたが、図書館で手に取ってしまいついつい借りて読んでみた。著者は精神科医である。 「生きがい」という言葉なんと抽象的な言葉なんだろう。「生きがい」が無い、欲しいなどという言葉が流行ってからずいぶん久しいら…

梟のシエスタ(伊予原新)

伊予原さんの「月まで三キロ」が面白かったのでこちらも読んでみた。予備知識無しで読んだが思いのほか理系の内容ではなく、舞台は大学の学長選。准教授の後任として突如やってきたフクロウこと袋井は、夜型人間で仕事明けの朝?から大学で酒を飲むという怪…

終末のフール(伊坂幸太郎)

舞台は仙台のヒルズタウンという団地。 「8年後、地球に小惑星が衝突して滅亡する」と予告されてから5年が経った。「残り3年」という今、人々は何を考えて生きているのか・・・

日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ(森下典子)

「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)とは「今日が良い日でありますように」という意味ではなく「どんな日であっても、毎日が良い日」という意味。 お茶とは、ありふれた日常を感覚次第で違う見方が見ることができるもののようだった。

アイデアの接着剤(水野学)

アイデアを生み出すのではなく、アイデアのかけらとかけらを拾い集め、ぴったりあうものをくっつけること。 アートディレクターである著者の水野学さんが冒頭で書かれている言葉だ。 アートディレクターとは、デザイナーとクライアントの間に立ち、企画やア…

スマホ脳(アンデュ・ハンセン著、久山葉子訳)

共感できる人は多そうだ。ついついスマホを見てしまうのには訳があった。 年末に本屋で新潮新書「スマホ脳」(アンデュ・ハンセン著、久山葉子訳)が面白そうだったのでつい買ってしまった。

好きなことしか本気になれない。(南章行)

「心を満たす好きなことを仕事にしたほうがいい」ストレスを感じていたら80歳まで働けないと腹の底から感じる。 人生100年時代と言われる中、ただ寿命が延びるだけではなく、労働する(しなければならない)年齢も上がっていく。 年金の支給年齢が上がって行…

本屋をやりたい人は必読。「これからの本屋読本」(内沼晋太郎)

またも本屋の本です。 この角を切った形、なんなんでしょうか。初めてみる本の形(笑)外見も凄いが、中身も凄かった。

「白内障手術」で絶対に公開しないための本(藤本雅彦)

白内障手術に関して丁寧に書かれた本です。気になること、心配事はこの本でおおかた解決するのではないかと思います。

「本屋、はじめました」(辻山良雄)

元リブロ(チェーン書店)の店員が新刊書店を開業するまでのことが書かれた本。 この本は何かで紹介されていて興味があったのでいつも通っている図書館で借りてみた。

天職探しの本「本当の仕事」(榎本英剛)

いわゆる“天職探し”の本です。 図書館でなにげなく手に取って少し面白そうだったのですが、ダメ元で(失礼)借りてみたのですが、思いのほか面白くてあっという間に読んでしまいました。

スロウで静かで美しいミニマリズム 「最小限主義。」

ここ数カ月あまり本を読んでない。というか読めなかった。手に取っても読む気が起きなかった。 先日、本棚から一冊の本を取り出した。「最小限主義。」(沼畑直樹)2015年11月発行 約5年前の本でミニマリストについて書かれた本だが、なんとなくもう一度読…

人生において仕事とは何なのか改めて考えさせられた(あやうく一生懸命生きるところだった)

「あやうく一生懸命生きるところだった」このタイトル、ネットでたまにみかけていたので気になっていたのだが、先日書店に行った時に一冊だけ平積みになっていた。「残り一冊!」という雰囲気。 なんだこのゆるいイラストとゆるいタイトルは。中をパラパラと…

バカとは自分に愚直であるということ(どうせ生きるならバカがいい・村上和雄、宮島賢也)

正直言って、この類の本は嫌いだった。バカに生きろ、アホがいいとか楽観論で人生を楽しく生きるということ。 今までの僕はどちらかというか、向上心を持って自己を高める。自己研鑽とか修行的なものにこそ本来の人間の姿であり、そうあるべきだと思って生き…

心をゆるめ、再起動できる一冊(逃避の名言集・山口路子)

励ますことが善とは限らない。 家庭、恋愛、仕事、自分自身・・・人生には悲しみや絶望、艱難辛苦がつきまとう。辛い思いは人それぞれ。 落ち込んでいたり、絶望している時に、逃避の言葉はどこか寄り添ってくれているような同情してくれているような気がす…

なにものにもこだわらない(森博嗣)

しばらく読書が進んでいなかったが、久々に読んだ本はコレ。 森博嗣氏はミステリィ作家だけどもエッセイも多く書かれている。実は小説は読んだ事がないがエッセイは面白くていくつか読んだことがある。 この本はなんともシンプルで痛快なタイトルで手に取っ…

お金との付き合い方も基本は心がけ【新しいお金術・松浦弥太郎】

たまには優しいエッセイでも読もうと、たまたま手に取ったのは松浦弥太郎氏の「新しいお金術」 表紙のイラストだけでも優しい雰囲気が。

科学革命と資本主義、そして幸福論【サピエンス全史】④(最終回)

現代に生きる我々は、生まれた時から様々な教育を受け、知識や教養、歴史を学び、世の中の資本主義や貨幣制度、民主主義を当たり前にあるように生きてきた。 この本では人類が地球上に生まれた頃から現代まで、物理学的、化学的、生物学的にとあらゆる角度で…

貨幣も宗教も必然だったのだろうか【サピエンス全史】③

サピエンス全史の続きです。 農業革命が起き、人口が増え、国家ができて、文字も発明された後、ホモ・サピエンスは進化さらに進化していきます。

ボーっと生きてたら知らない事ばっかり!【サピエンス全史②】

昔の生活のほうが良かった、文明の無い時代のほうが良かった。なんていう話が出ることがあります。 文明よりももっと以前に思いを馳せるとこれまた面白いことがわかります。狩猟採集民から新しい時代へ。朝から晩まで畑仕事をしたり、酪農畜産で食べ物が豊か…