Fukushima 50(映画)
震災から10年の今年、地上波で放送されたので鑑賞。
東北の震災、原発爆発はもちろん記憶にあるが細かなことは記憶になかった。
一応事実を基に制作されたとあるが、脚色はある程度あると思って観てみた。
官邸や東電本社の醜さの反面、反面福島原発の現場の人たちはまさに命がけで事故を防ごうと動く。
数日の間に地震、津波、原発の圧力上昇、相次ぐ爆発・・・あまりに未曽有の出来事が続き精神も心も相当に過酷だったであろう。
とくに原子炉格納容器の圧力を抜くために、危険極まりない放射線量の高いところへ“誰か”が行かねばならないという場面は一つの見どころだが、ここで何人も名乗りでるシーンにはなんと勇敢な人たちがいるのだろうかと胸を打つ。
現場で働いていた人、あるいは今でも働いている人たちは原発をどう思うのだろうか。
リスクが高すぎるので不要と感じるのか。そうとはいえ原発は必要だから対策が必要と考えるのだろうか。
いまだに難しい問題には直面していると思う。
個人的には原発以外で全ての電力供給ができる日を期待したい。