本がある日日

本は好きだが読書が苦手な男の読書ブログ。時々映画もあるよ。

土を喰らう十二ヵ月(映画と小説)

映画「土を喰らう十二ヵ月」を観た。
併せて、小説版「土を喰らう十二ヵ月」も読んだ。

生きること、食べること、料理をすること、季節を感じること、死ぬことなど言葉だけではなく映像や演技から感じ取れた。

作家水上勉の「土を喰う日々」というエッセイが原案でそれをベースにしたもの。映画の監督、脚本は中江裕司

長野県の人里離れた山荘でツトム(沢田研二)は先立たれた妻の遺骨と愛犬の「さんしょ」と共に自然の中で山菜をとったり、畑で野菜を育てたりして子供の頃に禅寺で教わった精進料理をもとに自ら料理をする生活していた。

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女性書店員は職場で人生を考える(店長がバカすぎて)

なんとなく、読みやすい文庫を読もうかなと思って本屋さんをうろついていた時に手に取ったら面白そうだったので買っちゃいました。

まずは、書店が舞台ということでどうしても僕が過去に書店員をしていたころの事を思い出してしまいます。

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自分は我慢して生きているのではないだろうかという人へ(我慢して生きるほど人生は長くない)

「我慢は美徳」という精神が日本人には多少なりともあるのではないだろうか。
しかし、場合によってはストレスや苦を生むものとなり、心が病んで疲れてしまうこともある。
この本ではそんな心の状態を点検することができるように思う。

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八月の銀の雪(伊与原新)

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伊与原新さんの作品は短編集が良い。
「月まで3キロ」で伊与原新さんの作品に魅了されたのだが、この作品も科学を題材にしたハートフルな物語が5編綴られている。

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