本がある日日

本は好きだが読書が苦手な男の読書ブログ。時々映画もあるよ。

少年時代(藤子不二雄A)

いつか読みたいと思っていた藤子不二雄Aの作品をようやく読むことができた。
もとの連載は昭和53年から一年間、週刊少年マガジンで連載されたもの。
この愛蔵版は1989年に同名の実写映画は公開される前に発売されたもののようだ。

舞台は戦時中の田舎での少年にまつわる話。少々重い雰囲気のストーリーではあるが、少年の心理描写が上手く、実に面白かった。

f:id:ysense:20211127193739j:plain

続きを読む

「超」勉強力(山口真由・中野信子)

f:id:ysense:20211103090330j:plain

二人の「勉強」ということに対する考えかた、「勉強」の哲学が書かれた本だと思う。

二人は子供の頃から未来を描いていたこと。
そして自己分析を行っていたこと。
中野氏は小学生の頃から「自分はどんな戦略でこれから何十年も続く人生を生きていくべきか」などと考えていた・・・

続きを読む

なぜこんなに生きにくいのか(南直哉)

前回南直哉(みなみじきさい)氏の本を読んで鋭い切り口に感銘を受けた。
余韻が残っていたところ、図書館で出会ったこの本を借りて読んでみた。

f:id:ysense:20211010160534j:plain

もとは平成20年に出版。平成23年に文庫化されたものだ。
見るからにネガティブなタイトルだが、内容は素晴らしかった。

続きを読む