観終わった後もジワジワとくる余韻【フォードvsフェラーリ】(映画)
今年初めての劇場映画はこの作品「フォードvsフェラーリ」
ズバリ面白かった!
フォードから依頼を受けた元レーシングドライバーでカーデザイナーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)とイギリス人レーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)がル・マン24時間耐久レースで常勝チームのフェラーリに勝つことを目指すレーシングドラマ。
サーキットのカーレース映画は多くあれどそういえば、今まであまり見た記憶が無い。それほど評価が高い作品が無いからかもしれませんが。
この作品は予告でも気になっていたが(マットデイモンが出るというのもあるが)、実際に公開されて評価が高かったため、劇場に足を運ぶ事に。
ネタバレは最小限にしますが、素直に面白かったですね。
「フォードが凄いんじゃない、ケン&シェルビーが凄いんだ」と僕は思いました。
ストーリーは難しくないですが、約2時間30分の長編でありながら長さを感じさせません。
とにかくシェルビーとケンが夢に向かって進むロマンとドラマが熱い。そして人間味あふれる二人の姿に魅了させられます。
最後のシーンはどうなる事や?といろいろ想像してしまいました。
ケン演じるクリスチャン・ベイルは素人っぽさとクセのあるキャラクターが抜群に良い!
そしてシェルビー演じるマット・デイモンはどちらかといえば監督役ですがこれがまたカッコイイ。
デイトナ戦でケンに向けてコース脇から(加速指示を出す)ボードを掲げるシーンが印象的でした。
舞台が1964年ということでマシンはすべて古臭さがありますが、
リアルに再現されていてカッコイイ。
映像もドライバーの視点や地面スレスレのアングルなど迫力があり且つ綺麗にうまく表現されています。
ただブンブン車が走る単調なストーリーではなく、フォードの企業内での政治的争いやしっかりと人間ドラマがあるバランスの取れた名作だと思います。
これを書いているのは観てから数日経っていますが、余韻が残っていてもう一度観てみたい気がしています。
ちなみに見に行く前にこの動画をちょうど見つけたので当時のカーレースの背景を予習してから見ました。
映画では触れていないことが解説されていてより映画を楽しめると思います。
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