天職探しの本「本当の仕事」(榎本英剛)
いわゆる“天職探し”の本です。
図書館でなにげなく手に取って少し面白そうだったのですが、ダメ元で(失礼)借りてみたのですが、思いのほか面白くてあっという間に読んでしまいました。
春頃にベストセラーになっている某天職探しの本で自己分析してみましたが、結局わからず終いで脱落しました。
もう自分にピッタリの特別な仕事なんて無いんじゃないかと思って半ば諦めていましたが、この本を読んでいると何かピンと来るものがありました。
同じ類の本もあるかとは思いますが、やはり自分が純粋に何が好きなのか、そして大事なのは好きな事とはいえ、嫌な事も少しはあること。「好きなら努力はいらない」なんていう言葉もありますが、大きな括りの「好き」の中に「小さな嫌なこと」も存在する。そこは努力で切り抜けることが必要なんだと思います。
それと僕の場合今まで抜けていた「なぜ」やるのか?ということ。その思いが無いと苦難を乗り越えられないのではないのかと思います。自分の為、自己満足の為だけでやっていると苦しいと挫折してしまう。そんな自分を戒めないといけないと思いました。
この本では神様という言葉が何度も出てきて少しスピリチュアルな?雰囲気もあるのですが、決してそういうものじゃなく、著者自身が神の計らいとしか思えないような経験をいくつも経験してきたのでそう言っているようです。
・存在意義を実感しているかどうか
・存在意義とは、自分は何のためにこの世に生まれて、そして生きるのかということ。
・自分の奥底から湧いてくるような「これがやりたい」という気持ちのことを純粋意欲と呼ぶ。
・純粋意欲に理由はいらない。
・やりたいことをやるには多くの人が考えるように勇気と根気が必要。
・あなたが心から本当にやりたい仕事をしたら、必ず食べていけます。
・「何」をやっているかより、「なぜ」やっているかということのほうが、よりその人の「本当の仕事」に近いのではないか。
・コミット(腹をくくる)すると神も動く。
著者の榎本英剛氏は「天職創造セミナー」というものを開催していますが、この本の中でも簡単なワークが掲載されていますので、自分で天職探しもできるようになっています。(詳しくはセミナーに参加されたほうがいいかも)
※勧誘するような内容は掲載していませんでした。
著者の思想や哲学に共感できれば大変面白い本だと思います。