本がある日日

本は好きだが読書が苦手な男の読書ブログ。時々映画もあるよ。

【番外編・本屋さん訪問】「本・ひとしずく」(愛知県瀬戸市)

今月5/2に愛知県瀬戸市にオープンしたばかりの、個人(独立系?)書店「ひとしずく」さんに行ってきました。 築100年を超える古民家を改装してできた本屋さん。新刊と古本と両方扱っていて、雑貨などもありました。

「仕事なんか生きがいにするな」(泉谷閑示)

この類の本はしばらく読むまいと思っていたが、図書館で手に取ってしまいついつい借りて読んでみた。著者は精神科医である。 「生きがい」という言葉なんと抽象的な言葉なんだろう。「生きがい」が無い、欲しいなどという言葉が流行ってからずいぶん久しいら…

梟のシエスタ(伊予原新)

伊予原さんの「月まで三キロ」が面白かったのでこちらも読んでみた。予備知識無しで読んだが思いのほか理系の内容ではなく、舞台は大学の学長選。准教授の後任として突如やってきたフクロウこと袋井は、夜型人間で仕事明けの朝?から大学で酒を飲むという怪…

終末のフール(伊坂幸太郎)

舞台は仙台のヒルズタウンという団地。 「8年後、地球に小惑星が衝突して滅亡する」と予告されてから5年が経った。「残り3年」という今、人々は何を考えて生きているのか・・・

月まで三キロ(伊予原新)

引き込まれる文章で優しい話の短編集。読後が心地よい。 文章自体が読みやすいところに、ふと科学の知識が姿をあらわす。そのミックスされた感じが独特で面白い。設定は違えどもそんな話が6作綴られた短編集。

ぜんぶ、すてれば(中野善壽)

正直で裏表なく、強い自己を持って豪快に生きたビジネスマンのエッセンスが詰まった一冊。 「すてる」というキーワードはいつも興味があるが、モノだけに限らずそれは生き方に対しても。どういう考えなのか興味があって読んでみた。(ネタバレあり)

日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ(森下典子)

「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)とは「今日が良い日でありますように」という意味ではなく「どんな日であっても、毎日が良い日」という意味。 お茶とは、ありふれた日常を感覚次第で違う見方が見ることができるもののようだった。

神様のカルテ(夏川草介)

2010年の本屋大賞第2位作品。 タイトルは知っていたが、図書館でなんとなく手に取ってみた。著者が夏目漱石を敬愛しているということもあり興味もあった。 忙しい地方医療の現場が舞台だが、家族や友人、患者さんなどの関係がとても優しく温かい空気が漂う。…

命売ります(三島由紀夫)

三島由紀夫の本を読むのは2冊目。 刺激の強いタイトルだが、まったく内容は知らないまま読んでみた。 シリアスな思想哲学的な内容なのかと思っていたが、本当に「自らの命を売り出す」という奇妙でかつ軽妙な展開で意外な読みやすさで面白かった。(一部ネタ…

お探し物は図書室まで(青山美智子)

うーーん、良い本だった。 今年になってから小説をいろいろ読んで来たが、何なんだ?スラスラ読めるのに内容がしっかりとしていて読み応えがあり面白かった。 とあるコミュニティ施設の図書室の司書を中心に広がる5つ短編集。それぞれの話の主人公は、それぞ…

イン・ザ・プール(奥田英明)

なにも考えたくないときに読むのにちょうど良い(笑)奇妙でおかしな?心の病をかかえた人たちが辿り着いた先は、総合病院の地下にある精神科だった。しかし、奇妙なのは患者だけではなくそこの精神科医と看護婦(看護師)もだった。

Fukushima 50(映画)

震災から10年の今年、地上波で放送されたので鑑賞。東北の震災、原発爆発はもちろん記憶にあるが細かなことは記憶になかった。 一応事実を基に制作されたとあるが、脚色はある程度あると思って観てみた。

ガソリン生活(伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎の本2冊目。 車が主人公という不思議な小説。

「二百十日」「野分」(夏目漱石)

久しぶりに夏目漱石作品を読んだ。少しマイナーな部類の本だ。 夏目漱石の本は「こころ」しか読んだことがない。今の僕には古い単語や難しい単語が多く、読み進むのに時間がかかる本だったが、読み終わってみれば「二百十日」は阿蘇山旅行にいく二人の男性の…

想像ラジオ(いとうせいこう)

どんなタイミングなのか。この本を読み始めたのが2021年2月13日。この日の午後11時08分頃に福島県、宮城県で大きな地震があった。多くの方が一度に亡くなった2011年の東日本大震災から10年経ったいま・・・

燃えよ剣(司馬遼太郎)

読み終わるのに約2週間かかったが、その期間、土方歳三と過ごしたような気分になった。これもゆっくり読む醍醐味だろうか。 読んでいる最中に、NHK大河ドラマ「新選組!」(三谷幸喜脚本、2006年)のテーマ曲が頭の中に何度も流れた。それもそのはずで僕が…

アイデアの接着剤(水野学)

アイデアを生み出すのではなく、アイデアのかけらとかけらを拾い集め、ぴったりあうものをくっつけること。 アートディレクターである著者の水野学さんが冒頭で書かれている言葉だ。 アートディレクターとは、デザイナーとクライアントの間に立ち、企画やア…

「博士の愛した数式」(小川洋子)

これは純文学なのだろうか。 僕の人生の中で、仕事としてそこそこ長い間本に携わっていた時期があったにもかかわらず純文学が何なのかわからない自分が少し情けないが、おそらくこの作品はそうなのだろうと思った。

ヤクザの熱血学園ドラマ「任侠学園」

以前この任侠シリーズの“出版社編”の「任侠書房」を読んで意外と面白く、続編のこの「任侠学園」を買ったもののそのまま“積読”になっていたが、ようやく読んだ。

「カラフル」(森絵都)

珍しく小説が読みたくなった。 いつものことながら本屋をフラフラしているとこの本が目に付いたので買ってみた。実はこの本は昔から知っていたが、今まで読もうとすら思ったことは無かったんだけどふと気になった。

コンビニ人間(村田沙耶香)

2016年に芥川賞を受賞した「コンビニ人間」。著者自身がコンビニで働いているということで話題になっていたことは覚えているがそれ以外は全く予備知識無しで読んだ。

人生を整える禅的考え方(桝野俊明)

禅に関する本を立て続けに読んでいますが、今回もおなじみ曹洞宗建功寺の住職桝野俊明さんの禅の本です。今回は禅の歴史や基本的なことなどを俯瞰的に禅を見ていくという内容になっていて著者の桝野さんにとっても専門書以外では初めての試みだそうです。

「よむ・みる・すわる はじめての禅宗入門」(村越英裕)

臨済宗妙心寺の龍雲寺住職であられる村越英裕さんの禅の入門書です。 今は絶版(品切れ?)になっているようですが、図書館で見つけたので借りて読んでみました。

マンガで実用 使える禅(桝野俊明)

曹洞宗のお寺の住職である桝野俊明さんの著書ですが、「マンガで実用」とタイトルにある通り、マンガで禅をわかりやすく書かれています。(マンガは夏江まみさん)

スマホ脳(アンデュ・ハンセン著、久山葉子訳)

共感できる人は多そうだ。ついついスマホを見てしまうのには訳があった。 年末に本屋で新潮新書「スマホ脳」(アンデュ・ハンセン著、久山葉子訳)が面白そうだったのでつい買ってしまった。

好きなことしか本気になれない。(南章行)

「心を満たす好きなことを仕事にしたほうがいい」ストレスを感じていたら80歳まで働けないと腹の底から感じる。 人生100年時代と言われる中、ただ寿命が延びるだけではなく、労働する(しなければならない)年齢も上がっていく。 年金の支給年齢が上がって行…

映画を愛する人々のドラマチックな物語「キネマの神様」(原田マハ)

久しぶりに小説を読んだ。 最近よく名前を聞く“原田マハ”。 面白いと評判なのでどれか読んでみようと思い選んだのがこの「キネマの神様」だが、購入して2/3ほど読んで、その後休止していたがこのたび残りを読んで読了。読み終わって、この表紙の味わい深いタ…

本屋をやりたい人は必読。「これからの本屋読本」(内沼晋太郎)

またも本屋の本です。 この角を切った形、なんなんでしょうか。初めてみる本の形(笑)外見も凄いが、中身も凄かった。

「白内障手術」で絶対に公開しないための本(藤本雅彦)

白内障手術に関して丁寧に書かれた本です。気になること、心配事はこの本でおおかた解決するのではないかと思います。

「本屋、はじめました」(辻山良雄)

元リブロ(チェーン書店)の店員が新刊書店を開業するまでのことが書かれた本。 この本は何かで紹介されていて興味があったのでいつも通っている図書館で借りてみた。